FXブログ@勝つべくして勝つ!

トレードで利益を出すことは簡単ではないけれど、案外、単純なことだったりします。あなたのトレード力が伸びるきっかけになるよう、普段のトレード以外にもトレードに役立つノウハウや考え方を紹介しています。

元リストラ屋が語る倒産企業の地獄絵図

少々長いんですが、
僕がこのブログをやっている理由です。

贖罪と自分へのリベンジというのが、
おもな理由になります。


■僕はあの日、35人の人生を殺した。


険しい峠を一緒に乗り越え、
成功の喜びを共に分かち合った家族のような仲間たち。

彼らの人生にリストラという汚点を残したのは、
何を隠そう、僕自身だ。

あの日、社長の発表を聞いて、
泣いている人もいた。

魂が抜けたように呆然と立ち尽くす人もいた。

僕にできることは、ただ、自分を奮い立たせて、
全員の顔を見渡すことだけだった。

残されたメンバーもいる手前、
「俺は逃げない。」という強い意思表示を見せるべく、
情けなさで崩れ落ちそうな自分を精一杯、
奮い立たせていた。

 

 ■ベンチャー企業で3年で年商5億稼いだ頃

 

独立する前に僕が働いていた会社は、
大学の先輩が創業したベンチャー企業。

仲が良かった僕にもすぐに声がかかり、
マンションの1室から2人で事業スタート。

僕はすでに、1部上場企業に1年ほど勤めていたが、
そちらでの仕事を持て余していた、というか干され気味だったので、
良い機会だと思い、さっさと転職してしまったわけだ。

正直、会社を大きくするというプレッシャーに比べると、
大企業でサラリーマンをやっていた方が楽。

「自分が結果を出さなければ会社はつぶれる。」
「自分がミスをすれば会社が致命傷を負う。」

そんな状況で仕事をするのは、スリリングではあったけれど、
それと同時に「生きてる!」って言う実感は
非常に強かった。

会社の方はどうにかこうにか軌道に乗ることができ、
3年後には年商5億の規模にまで成長。

スタッフは社員以外に外部委託も含めると数百人規模になり、
いつしか、駅前の新築ビルを2フロア借りるようになりました。

ほとんど売り上げのないような状態から、
なぜ僕らの会社がこれだけのスピードで成長できたのか?

ここであなたに、
ベンチャー企業が成功するための秘訣
教えてあげましょう。

何の信用も実績もないちっぽけな会社にできることは、
他社が嫌がるような案件を積極的に受け入れることです。

例えば、炎上するのが目に見えているような案件も、
「はい!うちにやらせてください!!」と、
どんどん手を挙げてきます。

他にも、どっかの会社がヘマをして炎上させた案件も、
「はい!うちが後を引き継ぎます!!」って、
どんどん受け入れていくんです。

まぁ、どこの会社がやっても結局、
炎上は免れないんですが。

おかげさまで、ずいぶんと火あぶりにされました。

朝から晩までクレームの電話が
鳴り続けるのは日常茶飯事。

新しく採用したバイトが、
怖くなって1日で止めることも
「あ、またか。」っていう状態。

ブラック企業かどうか?で行ったら、
吸い込まれそうになるほどの黒さ
だったと思います。

どの案件をやるにしても、
「自分たちにできるのか?」って、
いっつも不安でした。

「これをミスったら、損害がヤバくない?」
って考えると、震えるほど怖かったです。


でも、やるしかないんですよ。ベンチャーだから。

僕たちが生き残るにはこれしかないから、
選ぶ余地はありません。考える前に行動しなきゃいけません。

毎日が薄氷を踏むような感じで、
おっかなびっくりではあったけれど、
案件を無事に終えるめどが見えてきたときの、
安堵感と言ったら、言葉では言い表せません。

険しい峠を無事に乗り切って、ほっとするし、
「うおっしゃ~~!!!!やったぜ~~!!!」って、
アドレナリンがにじみ出るほどの興奮を覚えます。

ただ、なによりもうれしいのはやっぱり、
「ありがとう!助かったよ!」って言ってもらえること。

僕らのところに来る案件って大半は、
何かしらの問題を抱えているわけですが、
クライアント側の担当者はそりゃもう、
顔面蒼白なわけですよ。

「どこも引き受けてくれない。。。」
「炎上して手の付けようがない。。。」
「無事に終わらせる可能性がまるで見えない。。。」

そんな人に「うちがやります!」と
救いの手を差し伸べて、無事に決着させるんだから、
そりゃ、喜ばれますよ。

僕よりも二回りも離れているような人から、
「君たちに頼んで良かったよ!!」と、
心から感謝されるのは、本当に気持ちが良かった。

月並みですがやっぱり、
困っている人を助けることがビジネスなんだなって、
この時はすごく強く感じました。

で、こうやって難しい案件をどんどんこなしていくと、
業界でも次第に注目されるようになります。

「どんな案件でも絶対に引き受けてやり遂げるらしい。」

そんな風に噂されるようになってようやく、
大企業から声がかかるようになります。

大企業になればなるほど、下手な業者に仕事を出すより、
既存の取引関係がある業者を使うものです。

そっちのほうが安心だし、何か事故があっても
言い訳をして逃げ道を作りやすいですからね。
「いつも使っている業者を選んだだけ。」って。

けど中には、どこに投げても失敗するわけないような、
ボーナス案件もあるんですよね。笑

大企業の担当者に知ってもらえるようになれば、
そういう案件を、ポロポロと発注してもらえるわけです。

そんなこんなで、業績がどうにか安定するようになり、
社内もだいぶ落ち着いてきました。

一時期はまるで、暴風が吹き荒れていたオフィスも、
割と落ち着いた雰囲気になってきました。

ベンチャーキャピタルから
「出資させてくれ!」と逆にオファーをされるほど、
財務状況もばっちり。

この時の数字だけ見てみたら、
マザーズの上場基準を満たしていました。

別に上場を目指していたわけじゃないんで、
そんなことは1ミリも考えなかったですが。

上場よりも僕らがやりたかったのは、
自分たちの独自サービスや商品で勝負すること。

受注型商売だったので、顧客先に行っても、
自分たちの会社の名前を出せなかったんです。

だからこそ、自分たちの会社名で勝負できる
事業を始めたいと、常々思っていました。

業績も安定してきたわけだし、
良いタイミングかなと、以前から検討していた
新規事業にようやく着手。

主力メンバーを新規事業に移して、
さぁこれから!というときに、
まさかの事態が起こります。

主要取引先からの突然の
契約終了通知。。。。。。


会社の売り上げの8割以上を占める最重要顧客から
1か月後に案件を引き上げると言われたんです。

別に僕らに落ち度があったわけじゃなくて、
その会社のさらに親会社の意向によるものです。

10年スパンという話でスタートした案件なんですが、
行政の方針が変わったからという理由で、
親会社もあっさり方針転換。

環境のせいにするのは簡単。
ただこれは完全に僕らのミスです。

「この案件があるから大丈夫。」みたいに、
楽観的に考えて胡坐をかいていたことが、
自らの首を絞めることになりました。

 

危機感の欠如ってやつです。

それに、この案件を獲得するために、
人もモノも増やしていたのが仇になりました。

翌月には案件が完全に終了するので、
単月赤字に転落することは確定。

すぐに別の仕事を受注できそうか?というと、
それもすごく厳しい状況。

かといって赤字を抱えたまま、
今の体制を維持し続けたら数か月で、
資金は底を尽きます。

苦渋の選択を迫られ、
僕らはやむを得ず、
リストラを断行しました。

オフィスも、
備品も、
人材も。

残された資金を無駄に食いつぶすことは出来ないので、
新規事業に集中させることに決定。

既存事業にかかわるものは一切合財、
切り離すことにしました。

リストラを発表したあの日。

泣いている人もいれば、
呆然とする人もいました。

リストラをする側とされる側の間に、
見えない溝が出来上がっていたかのように思います。

あのつらく厳しい時期を一緒に過ごした仲間を、
僕らはどんどんリストラしていきました。

「これからどうすればよいんでしょうか?」
と相談されることもあったけれど、
僕にはなにもしてあげられませんでした。

あれだけうるさくて、
あれだけ狭く感じていたオフィスも、
人もモノも減っていくにつれて、
ガランと寂しい場所に変わっていきました。

この時期、家に帰るといつも、
奥歯が痛み、腕がしびれるようになっていました。

「虫歯?筋肉痛?それとも呪い??」
なんて考えていたんですが、ある時、原因がわかりました。

オフィスにいるときに、感情を押し殺すために、
無意識のうちに奥歯を強くかみしめ、
腕にもぐっと力が入っていたんです。

本当は、悔しくて泣きそうだったし、
不甲斐ない自分にイライラしていたし、
どうしようもなかった。

けど、リストラをする側だった僕が、
そんな姿を見せるわけにはいかない。

辞めていく人たちには
「お前だけは辞めさせられることはないだろう」
という嫉妬の目でジロジロ見られたんだけど、
それもどうしようもないほどに辛かった。


新規事業さえ軌道に乗れば!!!
これが上手くいけば一発逆転できるのに!!

そんな思いも抱えていたんですが、
現実は非常でした。

新規事業の方もさっぱりうまくいきません。
自分たちにできることは精一杯やっているつもりだったけど、
上手くいく気配が1ミリもありませんでした。

新規事業のために残していた資金も、
とうとう底が見えるようになったので、
僕らはやむを得ずリストラを再開。

昨日まで僕の隣に座っていた戦友が、
また一人、また一人と姿を消し始め、
最後はまた、僕と社長だけという状態に。


新規事業が上手くいかない原因も、
実はうすうす気づいていました。

戦略とか戦術うんぬんの前に、
自分たちが手を動かそうなんて、
全く考えていなかったことが原因です。

未知のチャレンジを始めているのに、
自分たちは頭を使うだけにして、
面倒なことはすべて人任せにしたんです。

そんなんじゃ、うまくいくわけありません。

トレードで言えば、まさに、
ノウハウコレクターのような状態です。
ノウハウは知っているけれど実践はしない、みたいな。

これじゃダメだとなんとなく感じていたけれど、
既存事業でずいぶんと苦労したせいで、
「これからは楽に稼ごう。」という誘惑に、
勝てなくなっていました。

それからとうとう、
僕も会社を去ることになります。

最後の社長命令です。
正直、ほっとしたような、
そんな気分でした。

幸いにして資金はそれなりにあったし、
これで食べていけそうというネタもあったので、
独立の不安は、そんなに感じていませんでした。

 

■楽に稼ぐ呪縛から逃れるのは大変だった



FXは独立をしてから本格的に始めたんですが、
決して順風満帆ではなかったです。

FX以外にもいろんなことに手を出して、
「どれかが当たれば良いな。」と、
楽観的に考えていました。資金もあったので。

ただ、結果的に
やることなすことすべて失敗。

ことごとく狙いを外す状態が数年続き、
またもは資金ショートのピンチに直面します。

あと、○日で資金が底をつく。。。
そんな危機的状況に追い詰められて初めて、
僕はある事実を認めました。

俺にはビジネスセンスも才能もない、
ってことを。

頭で稼げるほど賢くもない。

俺は無能なんだってことを、
ここでようやく認めて受け入れました。

独立してからも僕は、
楽して稼ぐことしか考えていなかったので、
面倒なことはやっぱり人任せ。

自分は儲けるネタを探すために奔走するだけでした。

この時の自分に、
こんな状態で稼げるわけがないって、
説教してやりたいです。

自分で自分のほっぺたを
ひっぱたいてやりたいです。

資金が限られた中で、
果たして自分に何ができるのか?

ここで僕が選んだのがFXというわけです。

FXならデモトレードをしているうちは、
お金を1円も使う必要はありません。

残ったお金はすべて生活費に使えます。

あと半年くらいFXを続けてみて、
それでもだめだったら再就職しよう。

そんな風に思っていたんですが、
結果的にFXをモノにすることが出来ました。

その半年は今から思い出しても、
そりゃ死にもの狂いでチャートを見ていました。

1日15時間くらいぶっ続けで、
チャートを見ていた日も良くありました。

結果的に努力が実ったわけですが、
あのころは「やったぜ!!!」というよりも、
「いや~、本当に助かった。ヤバかった。。。」と、
ほっとする気持ちの方が強かったです。

■何かあってからでは手遅れ

 

35人の人生の息の根を止めた僕が言うのもなんですが、
何か起きてからは遅すぎます。

サラリーマンはあまりにも無力なんですよ。
会社に何かあってから行動し始めたところで、
マイナスからのスタートになるだけです。

会社はあなたを守ってくれません。
むしろあなたを切り捨てて会社を守ろうとします。
それが会社です。

今のうちに、最低でも、
自分の身を守る手段を身に着けておくべきです。

会社に何かあっても、
とりあえずは生活できるだけの収入を、
確保しておくべきなんです。


収入が増える見込みが全くないのに、
銀行の口座残高だけがみるみる減っていくのも、
精神衛生上、本当によくないです。

家賃とかで大きなお金がガクンと引き落とされると、
縮みあがります。

毎月届く数々の請求書が、
怖くて怖くてたまらなくなります。

口座残高を確認するのが、
不安で不安でしょうがなくなります。

そんなことになる前に、
できることはやっておきましょう!

僕がリストラした35人に対して、
今から何かしてあげることはできません。

連絡先をすべて捨ててしまったので。

だからこそ、このブログを通じて、
今度は一人でも多くの人を救ってあげたい。

FXを身に着けるための力になってあげたい。
そんな風に思っています。

後は自分へのリベンジですね。
過去の不甲斐ない自分への復讐です。


僕のリベンジを成功させるために、ぜひ、
あなたの力にならせてくださいね。

 

ブコメ、お待ちしてま~~す。